あー、さむっ こんばんは。
一週間経ったので、恒例の反省会です。
えー、いきなりですが、皆さん身近に小さな子供とかいますか?
ちょっと、身の上話になりますが、自分も身内の甥っ子がいます。
目に入れても痛くないぐらい可愛い、ちょっとイタズラ好きな小僧なのですが。
(この間も和室の障子の紙をOverKillしてました…)
子供が描く絵というのはかなり独創的ですよね。
前に自分も甥っ子に似顔絵を描いて貰った事があるんですが、なんか顔いっぱいに
黄色で塗りつぶされちゃいまして。
(なにこれ、新しいシンプソンズ?って感じです) 「人の顔は肌色だよ」と肌色のクレヨンを手に取って教えてみたのですが、この時「なぜ子供ってこんな変な色使いをするんだろう」とふつふつと疑問が浮かんできました。
そこで、こんな質問してみました。
自分の手の甲を指さして「これはどの色が一番似てる?」と聞くと、ちゃんと肌色のクレヨンを指さしました。
次に「僕の顔がこの色(黄色のクレヨンを手にとって)だとどう思う?」と聞くと「黄色は変だよー」と答えました。
つまり、彼は人の肌の色は目で見て「どのクレヨンが人の肌の表現として適切か」は事前に知っていたようです。
では、なぜ黄色を使ったのか?
彼に理由を聞くと、なんと『おえかきって、肌色じゃなきゃダメなの?』と聞き返されました。
Oh、確かに。。。
どうやら、彼の中のおえかきという遊びは
A:事実や経験を描く のではなく
B:自身の頭の中にある(常識でない)イメージを描く
という遊びだったようです。
しかも彼の場合はかなり後者のウェイトを占いました。
んで、気になったので人間の発想力と年齢の関係についてペロッと調べてみました。
どうやら、余計な思い込みや刷り込みが入っていない子供の頃が一番ネイティブな発想ができると言われ、
歳を重ねて経験や学習を積むごとに人間の思考は「常識」や「標準」に収束していく、らしいです。
あー、なんか勿体ないなぁ… まぁ、そんなこんなで反省会に繋がります。
この先は「クレヨン~Orgasmic Color~」のネタバレになりますので、御注意下さい。
どうにか、擬似的に「子供の頃の発想やイメージを再現できないか?」という試みで、
台本を作ってみたのが今回の音声です。
・色 と
・色のモチーフ
というかなり限られた情報だけで文章を構成し、あとはオノマトペや効果音のリピートで引張るという単純な構成。
更にその文章の表現自体もかなり幼稚っぽくしてみました。
(語尾を伸ばしたり、語尾を上げたり)
って、おい、ただのカラーイメージで引っ張ってるだけじゃん
…はい、おっしゃる通りです。 orz
うーん、台本書いている当初は
「与える情報を減らす=足りない部分は自由に創造できる」 と安易に考えていたのですが、
「足りない情報は過去の事実や経験で思い出す」
という方向にどうしても倒れるみたいです。
人間の脳みそもコンピュータと同じで、CreateするよりLoadした方が楽なんでしょうねー
根本から方向性がまずかったみたい。
いや、そもそもシナリオを聞き取りながら「0から発想」なんてできるのか?
「0から発想しやすい状態」まで持っていけるとしても、それをシナリオ上でやらせるなんてできる?
人間の脳みそって殆どの人はシングルタスクらしいし。
過去に「スクリプトが書きたくなるスクリプト」というのを作ってみたい、とほざいていたけど
如何に無謀だったを悟りました。
もしかしたら、矛盾に陥るような可能性もあるのでは?
この考えは練り直し練り直し…
当初の自分の考えがダメダメだったので、コンセプト的には頓挫しましたが、
シナリオとしてはちゃんと完遂させました…
「幼稚園児(あくまでもイメージ)の女の子にクレヨンで支配される」
という不思議な構成。
うん、自分で言うのもなんだけど可愛い…
「スケッチブック=聞き手の心、感情」という定義付けで
「クレヨンで塗りつぶす」という行為が「支配」を暗示してたりします。
カラーイメージはけっこう引き込みやすいメソッドじゃないからな、と思ったりしたので
「おえかき」というシンボルを使ってみました。
「色に対するイメージング」というのは「言葉を理解する」よりもより自然にできる行為で、
人間が知性を備える前の猿の時代から通用するメソッドではないかと。
本能に近いんでしょうねー。
色を使う方法はこの先もどんどん取り入れたいな(`・ω・´)
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- 2011/01/23(日) 20:00:29|
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